雨上がりのゴングを鳴らせ

重岡くんと阿部くんがすきなオタク @Reee__8i727

"あべさく"から"阿部亮平と佐久間大介"へ

ジャニーズで"シンメ"といえば、お互いをよく知っている、干渉し合わない、「俺は俺、お前はお前」、どこか似ているようで足りないところをお互いで補い合ってる、みたいなイメージがある。

例を挙げると藤北とか仁亀とか。

お互いの背中を見て高め合うような。たまにパフォーマンス中に目合わせてたりするとオタクが騒ぎ立てるような。

 

そんな、ジャニーズシンメあるあるをぶち破り、アイドル誌Myojoさんに"共通点ゼロの両思い"と称された、Snow Man的シンメ

 

 

              ""あべさく""

 

のお話をしたいと思います。

 

 

そもそも、Snow Manはアクロバットを披露したりパフォーマンスで魅せたりする機会多いからか、シンメがばっちり決まっているグループだった。

グループを支える、ファンからの信頼や人気が厚い圧倒的シンメ"いわふか"《岩本照・深澤辰哉》

出生時からのガチ幼馴染シンメ"だてなべ"(通称:ゆり組)《宮舘涼太渡辺翔太》

そして、見た目も中身も正反対シンメ"あべさく"《阿部亮平佐久間大介》である。

 

この3シンメの中で上記の"シンメ概念"に当てはまるのは"だてなべ"だろうと思う。2人で話してるだけでオタクが沸く。片方が片方の名前を言っただけでオタクが沸く。それを恥ずかしがって渡辺翔宮舘涼太のことを普段の呼び方(「涼太」)で呼ばなくなったのは有名な話だ。だてなべのお話はもっと詳しい人の素晴らしい解説を見てほしいのでこのへんで。

いわふかはパーソナルスペースがゼロ。画像からでもわかる、ひかるの「ふっか♡♡」感。はいはい、いわふかいわふか。がオタクの合言葉。

あべさくも、これまたパーソナルスペースがゼロ。あべさくはくっ付いていないと死んでしまう病気にでもかかっているのか?と思う。

物理的パーソナルスペースも精神的パーソナルスペースもゼロなのがあべさくである。

だって、佐久間くん最近、「阿部ちゃんがオフの日教えてくれない!」って拗ねてるんだよ?え?わざわざ毎回オフの日教え合うもんなの?ジャニーズって?違うよね?ちょっと私ジャニーズじゃないから分からないんだけど。え?あべさくってお互いのことなんでも知りたいし知らせたいの?佐久間くんが今好きなアニメを阿部くんは何故かちょっと詳しいし、阿部くんが大学で学んでたことを佐久間くんも何故かちょっと詳しいし、ジャニーズってそういう感じなのか?いや、違うよね???

つまり、心身ともにパーソナルスペースというものが存在しないコンビと言える。

 

 

そんな密着あべさくに、最近はちょっとだけ隙間ができた。

もちろんいい意味で。

 

まずは、阿部くんと佐久間くんのプロフィール紹介から。

※2人を比較しやすいように表記します

 

〈名前〉

あべ:阿部亮平

さく:佐久間大介

 

〈生年月日〉

あべ:1993年 11月27日(年下)

さく:1992年 7月5日(年上)

 

〈入所日〉

あべ:2004年 8月12日(先輩)

さく:2005年 9月25日(後輩)

 

〈血液型〉

あべ:AB型

さく:O型

 

〈見た目の特徴〉

あべ:色黒、髪色暗め、長身(178cm)

さく:色白、髪色明るめ、ちっちゃい(168cm)

 

〈食事量〉

あべ:少食

さく:大食い

 

〈柔軟性〉

あべ:めちゃくちゃ固い

さく:バレエを習っていたため、めちゃくちゃ柔らかい

 

〈趣味〉

あべ:勉強、クイズ(勉強オタク)

さく:アニメを見る(アニメヲタク)

 

〈特技〉

あべ:円周率100桁暗唱、必須アミノ酸の暗唱

さく:クロバットヲタ芸

 

〈部屋に1番たくさんあるもの〉

あべ:参考書

さく:アニメグッズ

 

〈好きな教科〉

あべ:理系全般

さく:図工

 

〈苦手な教科〉

あべ:国語

さく:数学、国語、社会、体育、英語

 

〈喋り方〉

あべ:話したいことを一度頭の中で文章にしてから、誤解なくしっかり伝わるように噛みしめるように喋る

さく:今の気持ちを率直にぶつけるように、ぶわああああと喋る

 

〈物事の捉え方〉

あべ:ネガティブ気味

さく:超絶ポジティブ

 

〈パフォーマンス〉

あべ:メンバー曰く振り覚えが遅いが一度覚えた振りは忘れない。頭で覚える理論派。アクロバットに苦手意識あり。

さく:"元祖視線泥棒"の異名を持つほどダンスに定評のある表現のプロ。身体で覚える感覚派。アクロバット集団の中でもアクロバット隊長。

 

 

ちょっと挙げただけでも若干分かる「こいつらは一生交わらないな」感。「話合わなそう」感。

 

しかし、あべさくは2人で楽しくサバゲーをします。

しかし、あべさくは2人でハワイ旅行へ行き、泊まったホテルに1つしかなかったベッドに2人で就寝し、2人でお揃いのネックレスを買って帰国します。

しかし、阿部くんは「佐久間といる時の自分が好き」と言い、佐久間くんは「阿部ちゃんのことすげー大好きで、一緒にいるとすげー楽しいよ!」と言っています。

 

 

 

 

よく解らない。

 

よく解らないけど、楽しそうだからいっか。

よく解らないけど、仲よさそうだしなんか2人の世界入っちゃってるからいっか。

っていう、仲睦まじい様子をほんわかした気持ちで見ていた。

なんか、仲良くもないパリピ男子のわちゃわちゃを見てる吹部のお姉さん女子みたいな。文化祭でギャーギャー騒いでるパリピ男子を「あら楽しそうでなにより(笑)」な心持ちで見てる吹部のお姉さん女子みたいな。

 

しかし、そんな心持ちが変わる記事を目にした。

2019年1月のことだった。

2019年1月といえばSnow Manが新体制となり新たなスタートを切った時期で、一人一人が改めてメンバーやファンに向けての言葉を発信する媒体が多かった。

ジャニーズのオタクをやっていればメンバー同士でメッセージを送り合うなんていう企画は大好物だが、週間テレビガイドに掲載されたそれは、軽い気持ちで見られないほどに、ガチガチのアツアツだった。"Snow Man"という関係性だからこそ送り合えるメッセージ内容だった。読む前に綺麗に手を洗った記憶があるくらい。

 

 

そこで阿部くんが佐久間くんについて語った言葉は

 

「佐久間のことは…一番難しいな(笑)。

仕事上ではメンバーとして一緒で、プライベートでもよく一緒にいて。

『ジャニーズJr.チャンネル』が始まったり地方遠征があったりして、

一時期佐久間と一緒にいすぎて俺自身が佐久間になるんじゃないかと思っちゃって(笑)。

だから今ちょっと壁張ってます(笑)。」

 

というものだった。

 

 

「佐久間といると楽しい」

「実は佐久間といる時の自分、けっこう好きなんだよね。佐久間はものすごくポジティブだから、一緒にいるとオレもポジティブになれる。」

と発言していた阿部くんが、佐久間くんからの卒業を明言した瞬間だった。

 

 

同じ雑誌で、佐久間くんは阿部くんについてこう語っている。

「阿部ちゃんは…前からよく遊んでいたけど、最近は遊ばなくなっちゃったの。

何だか分かんないけど、阿部ちゃんがスケジュールとか言わないんだもん。

っていうか、言わないようにしてる感じがする…。

最近、エコ運転っていうのかなぁ。

楽屋とかでもあんまりしゃべらない。

もともと体力がある方ではないし、自分なりのペースを見つけたのかな、とは思うけど。」

 

阿部くんが佐久間くんとの間に壁を張っていることに薄々気付き「こういうことなのかなあ?」と推測しながらも、最後には「ご飯に誘おうと思ってる」な佐久間くんでした。

 

 

"一緒にいすぎて佐久間になるんじゃないか"というフレーズが、阿部くんが佐久間くんからの卒業を表明した理由の全てではないかと思う。

阿部くんは、自分を好きになるために佐久間くんから卒業したのではないか。

 

というのも、佐久間くんはもともと内向的な性格で引っ込み思案。親戚の方は、今テレビで活躍している佐久間くんを見ると、違う人のようだと驚くそう。それくらい今とは真逆と言っていいほど物静かで運動が苦手な少年だった。

その少年が、自己表現できる唯一のもの"ダンス"と出会い自分を表現することの楽しさを覚え、全然喋れないし身内ネタばかりだと評されていたSnow ManのライブMCを盛り上げるために「俺が一発目に行くから、みんなは俺にツッコめばいいんじゃない?」と自らがSnow Man切込隊長になり、現在の佐久間大介が形成されたのである。

そんな佐久間くんのポジティブ化を間近で見ていた阿部くんは、きっと素直に「すげえ…」と思っただろう。

 

実際、週刊テレビジョンに掲載された『令和Jr.維新』で阿部くんは、

「今はバカポジティブな佐久間だけど(笑)、

彼はナチュラルボーンポジティブではない。

佐久間にもネガティブな時代があり、そういう人の気持ちを知っていて、自分の力でポジティブになった人だから。

そんな佐久間に自分も引っ張られたところは大いにある。」

 

と発言している。

 

ネガティブで、自己主張が苦手だった阿部くんだからこそ、自らの力でポジティブになった佐久間くんの存在は特別なものだっただろう。

 

 

ここで、阿部くんは佐久間くんとの距離を一度置くことで、

"佐久間といる時の自分"だけでなく、"自分"自体を好きになろうとしていたのではないかと思う。

阿部くんはきっと佐久間くんといる時の自分は好きだけど、佐久間くんみたいな自分になりたいわけじゃない。

それに気づき、冗談ではなく本気で「このままだと阿部亮平佐久間大介に飲まれる」という考えに至ったのではないだろうか?

 

そんな阿部くんは、自分の個性である『勉強』を今までよりもグングン伸ばしてクイズ番組にレギュラーばりに出演し、ZIP!内のコーナーで不定期のリポーターを務め、クイズ番組で300万円を獲得した。

 

阿部くんはそういうお仕事の積み重ねで、"自分"を確立していった。

 

 

その結果"あべさく"は、

"阿部亮平"と"佐久間大介"になり、

密着パーソナルスペースに少しだけ隙間が出来た。

 

阿部くんは、"佐久間といる時の自分"だけでなく、"自分"自体を好きになることができたのかな、と思う。

 

 

 

もちろん、対談中のオフショットや、コンビ撮影などではとても温かくて楽しそうな2人の世界が広がっているし、

2人でのラジオも、柔らかくて無邪気で楽しそうなあべさく空間だった。

 

2人の関係性や雰囲気はもちろん変わらない。

ただ、あべさくは"友達"から本当の意味での"シンメ"になった。

 

新体制になりデビューを果たした今、パフォーマンス面でシンメになる機会はほぼ無くなったが、2人が"正反対"で"相反するもの"ということは変わらない。

ボケる佐久間くんがツッコまれたいのは阿部くんで、そんな佐久間くんに最初に気づいて真っ先にツッコんであげるのは阿部くんで。

頭の良い阿部くんを「すげえ!」と思うのは佐久間くんで、明るくて前向きな佐久間くんを「すげえ!」と思うのは阿部くんで。

バラエティーで頑張って「Snow Manやべえ」を宣伝するのが佐久間くんで、クイズ番組で活躍して「Snow Manすげえ」を宣伝するのが阿部くんで。

 

お互いに自分の持っていないものを持っている相手を素直に「すごい」と思えるのがあべさく。

 

そういうところは相反しているのに、

「楽しい」「嬉しい」「悲しい」「寂しい」とか、感情のベクトルが同じだからこそ、2人で共感し合ったこともあるだろうし、2人だからこそ話すこともあるだろうし、そこは急に同じになるから2人だけの世界が輝き始めて2人でバカ騒ぎできるあべさくが儚くて愛おしくて堪らない。

 

 

だから、あべさくのらじらーで最近のあべさくエピソードを聞かれて、「ない!」っていう結論になったのが今のあべさくを物語っているよね。

 

 

あべさくは"阿部亮平"と"佐久間大介"へ進化し、

友達からもっと深い関係になった。

隙間が出来て、お互いちょっと伸び伸びして生活できるのかなと思う。

 

小さいようでとてもとても大きい変化。

 

 

ジャニーズのオタクやってる醍醐味って、

人が変わる瞬間に立ち会えることだよね!!

 

あべさくって素敵だ!!!

 

あべさくに幸あれ!!!!!!!!!

 

 

 

p.s.阿部くんへ

佐久間くんが寂しいそうなので、そろそろ一緒にサバゲーしたら??(笑)

あと、佐久間くんが寂しがってたので、舞台見学に行く時は、1回「佐久間も行く?」って誘ってあげてね。

 

 

《追記》

 

阿部くんが「『佐久間とあえて距離を置いてる』なんて言ってファンのみなさんを心配させちゃったこともあったけど、相変わらず仲がいいですよ」発言をしてくれました。

密着あべさくに隙間が出来たと比喩しましたが、阿部くんから正式な数値が出されました。1.5m!!!阿部くん的あべさく理想の距離は1.5mだそうです!!!!まあまあ近いがな!!!!

最近はあべさくが通常運転のあべさくに戻りました。仲睦まじいあべさくをほっこり見て下さい^ ^