雨上がりのゴングを鳴らせ

重岡くんと阿部くんがすきなオタク @Reee__8i727

オタクがアイドルの恋愛に悲しむ理由

私がこれを書こうと思った理由は、
自担のスキャンダルが出たからではありません。


幸い、何年かジャニオタをしておりますが、まだそんな経験はしていません。


(あるっちゃあるけど、ないっちゃない程度にふわっとしたものならありますが)








ただ、推しに彼女がいることが発覚したり結婚したりして落ち込んだり悲しんだりしてるオタクに対し、




「いや、付き合えると思ってたの?笑」

「現実見ろよ笑」




と思っている人に、ジャニーズが好きな1人として私の意見を言いたい。




仲間がそんな軽薄な人間だと思われることが我慢ならないといつも思っていました。


でも、ツイッターの140字に収まるほど単純なことじゃない。



なので、3密を避けながら文章にしました。

お時間ある方はぜひ読んでいってください。


"ですます"と"だである"がごっちゃごちゃなほど、なんかまとまってない素人文章なので、軽ーい気持ちで見ていってください。

内容は重ーーーいんですけどね。ハハ。




私が思うに、


アイドルに本気で恋しちゃってる人種は
私たちの中でも相当少なく大変稀な人種




これについては"リアコ"という言葉をどう受け取るか問題が関わってくる。


"リアコ"はジャニオタ的誤解されやすいワードのランキングがあればトップ5にはランクインするほど、一般の方からすると理解に苦しむ言葉かもしれない。



"リアコ"という言葉の使い方としては、

「今日の○○、めちゃくちゃリアコじゃない!?」

「△△は本当にリアコ…………🤦‍♀️🤦‍♀️」

。。。



この例文を見て察してほしい。




オタクという生き物は、マジで語彙力が低い。


というか、思ったこと感じたことを、より単純明快に伝えたい生き物だと私は思っている


語彙力が低いというより、推しを思うと語彙力なんて気にしている暇がないほど感情がうじゃうじゃ湧き出てくるから、ぶわああああと文章に起こすとなんかよくわかんなくなる。


だから、この記事を読む上ではそういう気持ちを持っていてください。ごめんなさい。

私もオタクなので、語彙力はちょっと自信がないですね。





結論から言うと、"リアコ"という言葉は


「もし、リアルで近くにこんな人いたら本当に恋しちゃう!!まあ、いないけどね(笑)」


の略です。



先程も言った通り、オタクは単純かつ明快に心情を伝えたがる生き物。




だから、

「○○マジリアコ!」は、


「○○が、もしリアルで近くにいたら恋しちゃうな!!まあいないけど!!(笑)」の略ということになります。



オタクの自分が書いてても紛らわしいなと思う。

なんかごめんなさい。




なので、"リアコ"は、

"リアルに恋しちゃってる"ではなく、


"リアルにこんな人いたら恋しちゃうよねたぶん。まあ、いないけど"です。




"リアコ"という感情は、アイドルを"アイドルとして"ではなく、アイドルを近くの人間に見立てたという仮定の空間で起こる感情。


だから、リアコという感情はアイドルとして推している人以外に持つことが多い。(と思う)



言葉遊びが好きなの。



ということを前提として。




今回は"リアコ"勢に彼女ができた場合でなく、"担当"に彼女ができた場合のお話をします。

もちろん、"担当=リアコ"勢の方々もいらっしゃいますが、今回は"担当"のお話をします。




そもそも、アイドルを推す基準なんて人それぞれだけど、長い間1人のアイドルを推していると、なんかもう全てが好きになってくる。

推しの全てを全肯定できる自分になる。


例えば私の場合、ジャニーズWESTの重岡くんとSnow Manの阿部くんを推しているが、決して似ているとは言えない2人で、よく「なんでその2人?どんな好み?」聞かれる。


でも、笑いという光でみんなを明るく照らし、センターにドーンと立ち感情のままにパフォーマンスし、カッコいい曲でカッコつけきれなくてメンバーから総ツッコミを受ける愛されキャラの重岡くんも、

ジャニーズJr.で最も多忙とされるグループにいながら大学院に進み、グループのために努力を欠かさない爽やかお兄さんで、かっこいい曲ではかっこよく可愛らしい曲では可愛らしく七変化する正統派アイドル阿部くんも、


私にとって推しであり、担当であり、ヒーローだ。

2人に共通点はないのに、である。









巷で「イケメンで性格悪いか、ブサイクで性格いいかだったらどっちがいい?」という話題が上がることがあるが、ジャニーズにそんなアイドルは存在しない。



いや、存在するかもしれないが、ジャニオタはそんなアイドルを知らない。


これは本当に個人的すぎる考えだが、小学生の頃から「先輩には挨拶」だの「後輩を指導しろ」だの先輩後輩関係で揉みくちゃにされ、振付師さんに怒鳴られ、同期と競い合ったジャニーズJr.(デビュー組然り)は、他の一般の小学生よりも自立が早く、人としての成長の速度が異常だと思う。そんなことをしてるうちに徐々に考え方が大人になり、徐々に自立していったジャニーズタレントに、性格悪い奴なんて存在するのか?と疑問に思う。性格が悪いとすれば、よっぽど初心を忘れた人か、よっぽど元の性格が強めな人ぐらいだと思う。





アイドルでなくても、人前に出る場合はちょっといい顔をするのが人間である。





しかし、私はジャニーズが好きでありながら「この人は無理をしていないだろうか?」と思うことがある。


この人は、本当の自分よりも"アイドル"としての自分を優先してしまっているのではないか、と思うこともある。




もちろん、素の自分をさらけ出す系アイドルもいるが、

アイドルである自分を大切にするあまりに、アイドルとしての自分を自分でプロデュースしている系アイドルもいる。




(私の推しということで例に挙げてしまい、本当に失礼を承知で文章にするが)


重岡くんは前者だと思う。
"重岡大毅"という人間をありのままにさらけ出しているアイドル(だと思っている)。自分を全て出したらアイドルになってしまう人。もちろんアイドル意識も高めの重岡くんだが、彼はアイドルでなくても今のような「うぇーい!!」な感じで場を照らしている図が想像できる。


阿部くんは後者だと思う。
阿部くんは"Snow Man阿部亮平"というものにとてもこだわりと誇りを持っていて理想の"Snow Man阿部亮平"になるために努力を重ねて重ねて、グループのために、ファンのために、と"阿部亮平"という1人のアイドルをプロデュースしているように感じる。



どちらが良いわけでも悪いわけでもない。

どちらもアイドルとしてやっていってるわけだから。




なんの話してるか分からないかも知れませんが、

ここからが大事な話。




私がここまで書いてきたことも、表面上のこと。



所詮オタクは、アイドルのアイドル部分しか知らない。


だから、「○○って絶対性格悪いよね」と推しを貶されたとしても、イラつくことはあるが「そんなことない!」とは言い切れない。


なぜなら、私たちはアイドルのアイドル以外の部分を知らないから。




というか、興味がない。別に。



別に恋愛もしたらいいと思ってる(私は)。


だって、好きな女性のタイプとか恋愛観とかめちゃめちゃ聞かれるのに恋愛はするなって酷じゃない?




最初にも言ったが、アイドルに本気で恋しちゃってる人は私たちの中でも少数民族



"リアコ"という感情は抱くが、本気で付き合いたいわけではない。ちゃんと立場はわきまえている。






では、どうしてオタクは熱愛報道に悲しむのか?




そもそも、ジャニーズは恋愛をしてはいけないのか?



それについては、ジャニーさんことジャニー喜多川社長が言及している。


いちいち恋愛禁止だと言わないと解らない子はトップアイドルにはなれない。
そんな当たり前のこと言わなくても守れる子しかトップには行けない。
だからわざわざ恋愛禁止は公言しないだけだよ。
歳をとって周りがアイドルだと認めなくなったら恋愛すればいい。
ただ、周りがその子にアイドルとしての必要性を求めているうちはアイドルに徹しなければ。
アイドルは"仕事"じゃない。
そういう"人種"なの。

ということらしい。




ほぉ。








この、ジャニーさんが作り上げた"ジャニーズアイドル"概念を肯定するならば、恋愛をするジャニーズは"ジャニーズアイドル"を否定することになるので、善か悪かで言うと悪寄り。



しかし、彼らも人間だしオタクもそこまでの制限というか規制というか、彼らを縛ることを求めていない。



これらをひっくるめて、私のジャニオタとしての意見を出すと、



"アイドル"としての恋愛はやめてくれ。

ということになる。





どういうこと?と思った人が大半だと思うので、説明していきたい。



先程も話に出たが、


オタクは、アイドルのアイドル以外の部分は極力避けたい。


ここで言う"アイドル以外の部分"とは、「オフの日に○○に行った!」とか「最近は△△にハマってる!」とかは含まれない。

そこは知りたいから教えて。そこは、"アイドル"としてのプライベート。


アイドルのしなさそうなこと、例えば飲酒喫煙(もちろん成人の話)、女関係などである。

この場合、恋愛はここに含まれる。


(この辺の話は本人に聞くより、オタク同士で「○○は煙草吸っててほしい」「△△はお酒強そうだよね」と妄想を繰り広げるのが楽しいのであって、本人の口から聞きたいかと言われればそういうわけではない)





それプラス、こんなことを言われたらたぶん本人たちは傷つくかもしれないし、嫌がるだろうからあまり言いたくはないが、ジャニオタは大概アイドルを概念的に見ている。電子辞書で"アイドル"と調べたら意味欄に"偶像"と出てきたが、間違いではないなと思う。(だから、初めてライブに行った人は「かっこよかった!」ではなく「……動いてた…」という感想を残すことが多いし、私もそう思った)
繋がりたいとか付き合いたいとかそういうのじゃない。
ただ、アイドルとしての彼らの成長を見守り、応援したいだけだ。



つまり、"アイドルは偶像"と思っているオタクが、アイドルが"アイドル"として"人間"らしい恋愛をしていることを知ると、頭の中でパラドックスが生じ、「わたしの推しはそんなタイプだったのか、へーえ、ふーん。」と少し冷めてしまうのだ。



そして、"『イケメンで性格悪い』はいない"と"ジャニーズが恋愛は悪寄り"を根底に推している(私のような)オタクは、推しが恋愛をしていることを知ると、更にパラドックスが生じて、なんか裏切られた気分になる。



例えば、アンパンマンは正義の味方だと思っていたのに実はバイキンマンとグルで、裏でチーズを虐めていたとしたら、面の"正義の味方アンパンマン"の部分しか知らない私たちにとってそれは知りたくない事実であり、なんだかモヤっとするし、勝手に裏切られた感情になる。

そしてアンパンマン側に「いや、それはあなたが知らなかっただけだよ」「正義の味方はお仕事でやってるんですけど」と言われたら『確かに…。』と為すすべがなくなる。

大体それと一緒。


(もちろんこれは仮の話。アンパンマンは正義の味方で、今日も元気にパトロールに行っています。)




アイドルのアイドル部分だけを100%として見ていたオタクが、アイドル以外の部分を知ってしまった時、



「あ、なんか知っちゃいけないこと知っちゃった」と、

なんか踏み込んではいけない領域に入ってしまったように感じてモヤっとする。


また、それと同時に今まで思っていた100%が100%ではないと知り、なんだか悲しくなるのだ。



オタクは"アイドル"の全てが"本人"の全てでないことはもちろん承知している。


アイドル=本人の場合もあるが、もちろん、アイドル≠本人の場合もある。



好きなアイドルを『J』と仮定すると、

オタクが今まで『J』の100%だと思っていたものが、

『J』本人としての20%だったということもあるかもしれない。

オタクが思う『J』の全てと、本当の意味での『J』の全てとが、全て一致するか?と聞かれれば、そんなことはないと思う。


つまり、オタクが知る『J』の100%が、本当に『J』の100%であるとは限らない。


別にそれでもいい。

オタクは『J』をアイドルとして好きなのであって、

本当の人間性というものを知らないという仮定になっているからである。



しかし、"アイドルとしてのJの100%"を包含する"J本人としての100%"に多少のロマンを持ってしまうのがオタク。



よって、"好きなアイドルの全て(仮)"を包含する"本人の全て"が悪寄りだと知った場合、(勝手に)裏切られた気分になり喪失感を覚える。





推しの恋愛が発覚し、頭の中にパラドックスが生じてモヤモヤして、「何?!」となった語彙力の低いオタクはこう言うしかない




「なんか無理なんだけど!!!!!」




別に推しが恋愛をしていることが無理なのではない。

その空気を取り巻くモヤっとしたものが無理なのである。




分かりやすく言うと、


別にアイドルが恋愛しちゃいけないなんてそんな厳しいこと言わないけど、別に恋愛してもいいから、バレないようにして?外ではちゃんとアイドルしてて?

ということ。




しかし、それは本人が気をつけているだけでは意味がない。



分かりやすく言うと、


相手はちゃんと選んでね!!!

ということ。


そこまでは、ちゃんとアイドルをしてほしい。

つまり、"アイドル"と"人間"の線引きをあやふやにせず、はっきり引いてほしい、ということだ。


人間として恋愛をしても別にいいけど、
アイドルとして恋愛をするのはやめて。



自分で言ってて、やべえこと言ってるなと思う。

けっこう酷だなと思う。

でも、そこはアイドルとしてちゃんとしてほしいと思う。



ごめんね、こんなファンで。





まとめると、



"リアコ!"は、

"もしこんな人が近くにいたら、恋しちゃう!まあいないけど!"の略で、



アイドルの恋愛事情を知ってしまったオタクの"無理!"は、

"今までアイドルだと思ってた人がなんか人間なことしてるし、今までアイドルだと思ってた人がアイドルじゃないことをしてるアイドルで、ん?なに?よくわかんないモヤモヤする無理!!!!!"

または、

今までアイドルとして見てた人たちが結構人間でなんかもう夢が壊れた無理……


ということです。



オタク(の中でも私)が、アイドルの恋愛事情に求めることは、


別に恋愛してもいいし、すればいいと思ってるけど、アイドルの自分に支障をきたさない程度にしてほしい。

アイドルと人間の線引きをしっかりめに引いてほしい。

秘書並みに秘密をもらさないような女を選んでほしい。


ということでした。


だから、別に

付き合いたいとか、私たちのものだったのに!とか

そんな軽々しい気持ちはとうの昔にどこかに置いてきていて(どこだろうね、EXかTDCか松竹座あたりかしら)、

もっと重々しいところでオタクは生きているんです。

そんな「付き合う」とか大それたこと考えられないワ。

ハハ。





ほら、140字じゃ収まりきらないほど重ーい話だった。



7,700字だそうです。やばばーーーーー。





ご静聴ありがとうございました。

オタクの独り言でした。





私は今日も宮舘涼太くんがリアコです!!!!!!!♡